立冬 五十五候

山茶始開
さざんかはじめてひらく

去年も花を咲かせなかった庭の椿に
はじめて蕾がつきました
夕暮れの車窓からは淡藤色の空
澄んだ空に稜線が美しい季節
懐かしいような
寂しいような
キュンッとした気持ち
冬のはじまりがはじまる



(とんこ)